意外と穴場!?矢橋帰帆島公園から琵琶湖花火大会を撮影

関西には有名な花火大会がたくさんありますが、フォトグラファーの中で一番人気なのが琵琶湖花火大会です。

全国各地から有名なカメラマンが写真撮影のために訪れる、注目度が非常に高いイベント。

そんな花火大会に昨年行ってきたので、その様子を書いていきたいと思います。

琵琶湖花火大会を矢橋帰帆島公園から撮影

撮影場所は矢橋帰帆島公園

今回撮影場所に選んだのは矢橋帰帆島公園。
一昨年は通常の観覧席から撮影したのですが、二か所から上がる花火をどちらも収めることができず、悔しい思いをしました。
今年はすべての花火を写真に収めたい!ということから、少し離れた場所から撮影することに決めました。

最初は有名すぎる俯瞰撮影スポット夢見が丘休憩所に行こうと思っていたのですが、朝7時台に行っても車を停める場所がなく、帰りも何時になるかわからないと聞いていたので、やめることに。

代わりに少しでも俯瞰撮影ができそうな場所を探したところ、この場所に辿りつきました。

打ち上げ会場より3.5Kmほど離れた場所で、琵琶湖を挟んで対岸にあるため、比較的混雑が少ないです。

広い公園なので、場所取りすることなくゆったりと鑑賞することができることも大きなポイント。

アクセスもバスのみで行くことができるので、便利です。

台風の影響で開催が危ぶまれる

実は琵琶湖花火大会の開催日である2017年8月8日の前日、大型台風が日本にやってきていました。

しかも日本列島の中心部分を通って行く横断型。
めったに暴風警報が出ない大阪市内にも暴風警報が出るほど、かなり大きな台風でした。

台風の速度的にも開催されるかされないか微妙なところ。

Twitterで「既に大津市市役所が開催しないと決定している」とデマを流す人が出るほど、皆開催可否について固唾を呑んで見守っていました。

夜には台風は関西地方を通過し、8日昼から天気は好転。

結果的に花火大会は開催されることになりましたが、心臓に悪い前夜を過ごしました。

花火大会当日の矢橋帰帆島公園について

つい数時間前まで荒天だったとは思えないほどにきれいな青空。

今回は13時に矢橋帰帆島公園に到着。

公園というよりは少し広い道という感じで、奥の方までずっと続いています。

対岸には大津の街並みが見え、花火との共演を楽しめそう。

まずは、花火大会の最重要項目である撮影場所確保に向かいます。

しかし、、思った以上に人がいない。

ところどころ三脚が置かれていますが、先日の神戸花火大会と比べるとごくわずか。

本当にここで花火を見ることができるのか・・

若干不安になりましたが、シートを広げて座っている方もいるので見えると信じます。

途中、同じくカメラを持った方に確認すると、公園の手前だと花火が重なって見えてしまうので、奥に進むようにアドバイスをいただきました。

せっかく2点の花火を収めるためにここまで来たのに、花火が重なってしまったら本末転倒です。

親切に教えてくださったかたのアドバイスをもとに、ある程度進んだところに場所を取りました。

夕方になってやっと人が集まりだす

それにしても人が少ない。

前回の神戸花火大会は13時時点でほぼ全て撮影場所を取られていたし、一昨年の琵琶湖花火打ち上げ会場は11時時点でほとんどシートで場所を取られていました。

台風のせいで人があまり来ていない可能性はありましたが、夢見が丘は朝5時の時点で渋滞ができていたほどなので、あまり関係ないでしょう。

後ろにも横にも人がいない中、ゆったりとレジャーシートを敷いて待つことができました。
もう少し遅く来ても良かった。。笑

夕方になると続々と人が来ましたが、いわゆる花火大会の人混みというレベルには全然到達していなかったです。

人が少ない場所でゆっくり見たい方には本当におすすめです。

待ちに待った花火大会開始

場所取りから6時間経ち、待ちに待った花火大会が始まります。

どこに打ち上がるのか、どの程度の大きさのものが上がるのか、レンズはこれでいいのか、事前に情報があまりなく、悩みながら時を待ちます。

琵琶湖花火の良いところは、最初に花火の打ち上げ範囲を教えてくれるところ。
ここからここまで打ち上げますよということを花火で教えてくれるので、撮影者にとっても非常にありがたいです。

しかし、今回その花火を見てびっくり。

思ったよりも遠い。

その時75mmしか持っていなかったのでそのまま挑みましたが、少し遠め。

リフレクションがあればちょうどいいのですが、気持ち程度しか写りませんでした。

ここから撮るのならもう少し望遠ぎみのレンズで行くことをおすすめします。

撮影してみた結果について

リフレクションは諦めましたが、滋賀の夜景と2地点からあがる花火を収めることができました。

ただし、やっぱり遠めに見る花火は少しさみしい。

先日の神戸花火でも同じことを言っていた気がしますが、遠いと花火の迫力や臨場感が伝わってこないんですよね。

アナウンスも勿論聞こえないですし、音も小さいです。

一昨年花火大会会場で撮影していた時は何度も上げていた歓声も、今年はかなり少なかったです。

夢見が丘は山の上から何百ミリの望遠レンズで撮影していると思うのですが、楽しいのかな、、と少し考えてしまいました。
写真としては憧れるんですけどね。

ちなみに帰りも割とスムーズに帰ることができました。

勿論バスは渋滞していましたが、花火会場の帰り道は一歩先も動けないほどになるので、それに比べたら格段にスムーズです。

電車も大津駅の手前で乗ることができるため、運が良ければ座ることもできます。(大阪・京都方面)

矢橋帰帆島公園での琵琶湖花火撮影のまとめ

・人が少なめなのでかなり穴場
・車がなくてもOK
・2つのは花火ポイントをきれいに撮影したいなら奥の方へ
・リフレクションは期待できない
・花火の臨場感・迫力も期待できない
・夜景とのコラボはきれい
・撮影は中望遠レンズがおすすめ。広角だとかなり寂しいことになる。

以上となります。

人混みが苦手だけど琵琶湖花火が見たいという方にはなかなかおすすめなのではないでしょうか?

個人的には次はもう一度花火大会会場で広角で撮影したいな・・と思っています。

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