ホワイトバランスとは?カメラが楽しくなるシーン別簡単講座


前回に続いてカメラ初心者向け記事第二弾。

前回はカメラ初心者向けに「これさえ覚えておけば写真が楽しくなる簡単設定」をお伝えしました。

今回は、前回書ききれなかった「ホワイトバランス」について。

ホワイトバランスは、写真の色合いを決めるために重要なポイントです。

これを覚えるだけで写真が大きく変わるので、カメラ初心者の方には覚えてほしい機能。

「ホワイトバランスって何?」「こんな時にどんなホワイトバランスを選べばいいの?」という疑問を解決します。

写真が大きく変わる!ホワイトバランスの設定をわかりやすく説明

ホワイトバランスとは

ホワイトバランスとは、光の種類に応じて、白いものが白く写るように色調補正を行う機能です。

と言ってもわかりづらい(というか私も普段こんなこと意識してない)ので、簡単に説明すると「光の色調補正」をする機能ということです。

(若干違うと突っ込みが来るかもしれませんが、これが一番わかりやすいと思うので・・)

晴れている時・夕方・室内と被写体に当たる光の色はそれぞれ違います。

それを適正に補正するための機能がホワイトバランス

ホワイトバランスを変えることで、写真を青っぽく見せたり、黄色っぽく見せたり、時に光の色を変更することができます。

RAWで現像する場合は後からホワイトバランスを変更することができるのですが、JPEGで撮影する場合は後からの変更が難しい場合が多いです。
ですので、JPEGで撮影することの多い初心者さんは、適正なホワイトバランスで撮影することが非常に重要です。

シーンごとにわかりやすく解説するので、ぜひご確認ください。

青い空・青い海を撮りたい場合のホワイトバランスは、太陽光

とっても晴れた良い天気。
そんな時はホワイトバランスを「太陽光」にすると、青空ときれいな景色を撮ることができます。

ホワイトバランスが「オート」ままだと、少し空に赤みが残ってしまい、このようなきれいな青を表現できないことも。
「晴れ」は青空が一番きれいに写る設定なので、晴れた日中にぜひ試してみてください。

夕日・朝焼けを撮影したい時のホワイトバランスは、「日陰」or「蛍光灯」

写真撮影も終盤。空にはきれいな夕焼けが。

早速撮影!と思っても、夕焼けの色がうまくカメラに反映されない・・
という時はホワイトバランスをご確認。

オートや晴れではなく、「日陰」or「蛍光灯」に変えてみましょう。

ホワイトバランス「日陰」で撮影

日陰はオレンジ寄り、蛍光灯はピンク寄りの色味を出すホワイトバランス。

このモードに変えるだけで、夕日。朝焼けなどきれいな色を反映することができます。

現実の色を忠実に再現したい人は「日陰」、少し幻想的な景色を表現したい人は「蛍光灯」を選んでみてください。
ピンクがかった空はカメラ女子に人気の手法です。

ホワイトバランス「蛍光灯」で撮影

室内で撮ったらなんかオレンジっぽい・・という時のホワイトバランスは「電球」

カフェや家などの屋内で、いざ「写真を撮ろう」となった時に「なんか画面がオレンジっぽい」ということがありませんか?
ホワイトバランスを「オート」に変えてもダメな時は、「電球」に変えてみましょう。

電球青の色味を出すホワイトバランスなので、ホワイトバランスを電球に変更することで、写真のオレンジっぽさ・黄色っぽさを解消することができます。

また、夜景や星空の撮影の時も、空のブルーをきれいに写してくれるので、電球モードを使うことが多いです。

何を選べばいいかわからない時は、とりあえずホワイトバランス「オート」

色々と話しましたが、ホワイトバランスはその時の光などの状況で適正なものが変わるので、困ったらオートにしておきましょう。

オートはその名の通り万能なので、様々な場所で適正なホワイトバランスを発揮してくれます。

少しずつ実践しながら覚えて、適正なホワイトバランスを使いこなせるようにしましょう。

関連記事

おすすめの記事