私のカメラ履歴書

私とカメラについて

いろいろと語る前に、まずは私のカメラ履歴についてお話しします。

出会いは歯医者さんの待合室

私とカメラの最初の出会いは、なんと歯医者さんの待合室でした。

当時社会人1年目。大学時代はカメラに全く興味がなく、家電量販店で一番安いものを買っていました。

景色なんて記録写真程度しか撮っておらず、撮るのは友人との記念写真のみというどこにでもいるOL。

そんなある日、歯医者さんの待合室で偶然読んでいた雑誌内のカメラの記事に、目が釘付けになりました。

目で見ている以上の景色を撮ることができる
その記事とは、とある写真家さんが撮影しているSONY NEX-C3の広告でした。

NEX-C3で撮影した鎌倉の写真が載っていた小さな記事だったのですが、
その写真がびっくりするほど可愛い。

明るくて鮮やかでふんわりしていて、見ていてわくわくする写真達。
写真とは「見たものそのままを写すもの」という私の固定概念がひっくり返った瞬間でした。

こんな写真を撮りたい」「こんな世界が見たい
そう思うがままにその日からカメラを調べ始め、「カメラに5万もかけるなんて」という友人の声を尻目に、SONY NEX-C3を購入しました。

偶然出会った小さな小さな記事が、私の趣味ライフを大きく変えたきっかけでした。

オート機能しか使えない割にカメラライフを楽しんだSONY期

初めてのミラーレス一眼。
何もかもよくわかっていなかったのですが、SONYはオート機能が充実しているのでカメラライフを充分満喫できました。
オート画面で「明るさ」「鮮やかさ」「温かさ」「ボケ」の4つがダイヤルを回せば調節できます。


また、フィルター機能が充実しているところも大きなポイントです。
今考えるとあまりにも使いこなしてない感がすごいのですが、このおかげでカメラに挫折せずに済んだのだと思います。

 このオートでの調節機能で写真の変化の楽しみ方を学び、フィルターで写真の色みを変える遊び方を知ったことで、どんどん写真を撮ることが楽しくなりました。

たくさんのことを学んだ感謝がいっぱいのオリンパス期

SONYのカメラで充分カメラライフを満喫していたのですが、機能の扱いにくさに少し不満を持っていました。
この少し後の後継機からはだいぶ改善されているので、今はわかりやすいと思いますが、機械音痴の私にはピントの合わせ方からよくわからない状態。

そんな中で、ずっと憧れていた写真家さん達が講師をしているオリンパスに興味が湧きました。

実際に触ってみると、タッチパネルとwi-fiが使える!!
フィルターも豊富で、これなら可愛い写真が撮れそう。

慣れ親しんだSONYを離れるのは勇気がいりましたが、思い切って買ってしまいました。

オート機能とフィルターが同時に使えない!?ここに来て初めてカメラをまともに触る

オリンパスのカメラにも明るさなどを簡単に調節できるオート機能は付いているのですが、これはフィルターを付けながら使えません。

私の写真にとってのカメラ内フィルターはかなり重要機能。

これは困った・・・ということで、初めてまともにカメラをいじることに。

モードって何?露出って何?のレベル。
一つ一つ調べて試して、初めての一人旅に出てカメラとじっくり向き合って、
やっとオートを脱出することができました。

初めてカメラ講座に参加

そんなこんなでオリンパスを持って約半年。
夏休み何しよう・・そう考えている時に、ずっと好きだった写真家さんが奄美大島でフォトツアーをするというお知らせを目にしました。

写真歴2年半ですが、誰かに習ったことはありません。
憧れの写真家さん3人に教えてもらえる、しかもずっと行きたかった奄美大島に行ける。
初めての講座、3泊4日という長期滞在に加え一人参加。
迷いはありましたが、これを逃がすと次に行ける保証はないと思い、参加してみることにしました。

みんなで写真を撮るって楽しい

奄美大島のツアーは本当に楽しいものでした。


参加者の皆さんは全員年上でしたがとても優しく、みんな写真好きということで、じっくり写真が撮れる!
周りに写真好きの人が誰もいないので、みんなで旅行に行ってもじっくり写真を撮れない、いつも置いていかれるという状況だったので、こんな風にみんなで時間を気にせずゆっくり写真を楽しんだり、カメラに関する話をしたりすることが本当に楽しいことを知りました。

前ボケやPLフィルターの使い方、多重露光やホワイトバランスに色を加える方法など、
全然知らなかった知識を先生や参加者の皆さんからたくさん教えてもらい、とても勉強になった会でした。

カメラライフを大きく変えてくれたライフイベント

奄美から1年半。

なかなか忙しく、結局その後は講座に行ったり撮影会に参加することはなかったのですが、相変わらず自分なりにカメラを楽しんでいました。
そんな中、私の人生に大きな転機が訪れます。
転職です。
ずっとやりたかった仕事に就くことになったため、転職自体はうれしいものでしたが、休日は基本的に前職の友人と過ごしていた私にとって、プライベートの時間がすごく暇になってしまうのではないか・・と不安になっていました。

そんな中で、ずっと探していた若手の写真サークルの募集を関西で見つけました。
一緒に写真を撮りに行く友人がほしい。

そう思ってサークルを探していたのですが、募集をしていなかったり、何をしているのかよくわからなかったり、年齢層が上すぎたりで、なかなか入れるところを見つけられていませんでした。

これも何かの縁。そう思い参加してみることに。
この選択が私の写真ライフをびっくりするほど変えてくれました。

新しい世界をたくさん見せてくれたサークル活動

同世代が集まる写真サークルということで、すぐにほとんど週1で集まってどこかに撮影に行く仲に。
今まで知らなかった写真スポットや撮り方、技術を写真仲間のみんなが教えてくれました。
時間をかけて撮っていても怒られず声をかけたらすぐに集まってくれるメンバー。
このサークルに入ったことで、飛躍的に写真に関する知識が増え、フォトスポットに出掛ける機会が増えました。

思わぬ憧れを手に。Fujifilm期のスタート

そんな毎日を送る中で、ずっと気になっていたことがありました。
それは2年前の奄美大島で知ったFujifilmの魅力。


そのツアーに参加した写真家さん・参加者の方の愛機はほぼ全員Fujifilmでした。
どの写真を見ても、Fujifilmほどのポップで明るい写真を撮れるありません。

当時オリンパスを買ったばかりの私はいじになって「オリンパスであの色を出す」と決めて頑張っていたのですが、やはりフジほどの色を出すことは難しく、
それとは裏腹にオリンパスのレンズはどんどん増えていき、今さら機種を変えるだけの勇気が出ないでいました。

そんな中、ひょんなことから写真サークルの部長がFujifilmを貸してくれたのです。
まさか本当に貸してくれると思わなかったのですが、「もう使わないから」という理由での無期限レンタル。
フジを手にした瞬間、生み出される絵の虜になってしまいました。

露出を上げても色が飛ばないので私の求める明るくポップな写真が現像なしででき、
景色と人を一緒に撮った時にどちらもきれいに可愛く写る。

すぐに単焦点を2つ購入。

ほどなくボディX-T20と広角レンズも買ってしまいました。

これから

幸せなことに花や景色など季節の撮影会や友人と一緒に行っているポートレート撮影、たまに仕事でも少しだけカメラを使わせてもらっている(全く写真とは関係ない仕事ですが)という写真尽くしの毎日を送っています。

写真がなければ今のサークル仲間やこんなに充実した毎日には出会えなかったと思うと、あの日の出会いが運命だとしか思えません。

今後は始めたばかりのこのブログをきちんと続け、一人でも多くの方に写真の魅力をお伝えできるように日々精進しようと思います。

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