こんにちは。フォトグラファーのYuri（camel8326)です
少し前のことになりますが、2019年７月上旬に南フランスとギリシャの島々へ新婚旅行に行ってきました。
新婚旅行といえど、写真が趣味の私たちのハードスケジュールに、新婚旅行であることはほぼ忘れかけていましたが…笑
今回は、その旅の中で最初の目的地「エズ」についてフォトスポットと旅の行程を紹介します。
コートダジュールの絶景が見渡せるエズ村は、あまり知られていないフランスの秘境。
南フランスに行かれる際には絶対に立ち寄っていただきたい場所なので、ぜひこの記事で情報収集してください。
エズの旅の様子と写真撮影のコツ、使っているカメラについてYouTubeにもまとめていますので、ご確認ください。
目次
南フランスきっての秘境！鷲の巣村「エズ」とは
エズとは、フランス南東部、ニースとモナコの間にある小さな村。
中世の時代に敵からの侵入を防ぐために、標高約４５０ｍの崖の上に作ったことから、「鷲の巣村」とも呼ばれています。
このエズのおすすめポイントは、とにかく街並みが素敵なこと。
石造りのかわいい建物が並び、お店のオシャレな看板や色とりどりの草花がアクセントになっていて、いくらでもお散歩できちゃいます。
さらに、なんといっても最高なのが、頂上からの圧倒的な眺望。
エズは海沿いの崖の上にあることから、頂上から地中海を一望することができます。
私は、エズから撮った地中海の絶景写真に心を打たれ、長年ここに訪れることを夢見ていました。
エズの観光プラン
エズは小さな村なので半日あれば充分観光できます。
私たちは時間があまりなかったことから滞在時間は４時間ぐらいでしたが、しっかり観光することができました。
調べたところによると、おいしいレストランやギャラリーもあるようなので、ゆっくりしたい方は贅沢に１日使って観光してもいいかもしれません。
絶景が見渡せるホテルもあるみたい。泊まってみたい…！
使える時間が限られていたことから、地中海を一望できるフォトスポット「熱帯植物園」を目的地にし、エズの街並み写真を撮影することに。
エズに到着したら、すぐに頂上にある熱帯植物園に向けて観光しました。
エズへのアクセス
エズの素敵な観光スポット紹介の前に、エズへ向かうためのアクセス方法を説明します。
エズへはニースからバスで行くのが一般的です。
鉄道の駅に「エズ駅」はあるのですが、電車のエズ駅から、絶景が見られる「エズ村」まで、バスで15分ほどかかるので、注意が必要です。
ちなみに、鉄道のエズ駅からエズ村まではハイキングコースとしても人気で、１時間ほどの上り坂を歩いて行く方も多いとのこと。
別名「ニーチェの道」と呼ばれているなかなか難易度の高いアクセス方法。足腰に自信のある方はチャレンジしてみてください。
ニースからエズ村までバス１本でアクセスする方法
ニース市内にある「Vauban」バス停始発の８２番バスに乗れば、乗り継ぎ無しでエズ村へ行くことができます。
「Eze Village」バス停で下車していただくと、エズ村に到着します。
ニースから鉄道とバスを乗り継いでエズ村へアクセスする方法
私たちは、ニース駅前にあるホテルに宿泊しており、Vaubanバス停に行くより電車で行く方が楽そうだということで電車を使うことに。鉄道でエズ駅まで行き、そこからバスに乗り換えてアクセスしました。
まずは、鉄道でニース駅からエズ駅へ向かいます。切符を買おうとしたところでトラブル発生！
なんと、券売機に「Eze」の表示がないのです…。
どうすればよいのかおろおろしていると、地元の方が、「モンテカルロ（モナコ）行きのチケットを買って、エズで降りれば大丈夫！」（多分そう言っていたはず笑）と教えてくれました。
教えのとおりにモンテカルロ行きのチケットを買い、エズ駅（Gare de Eze Sur Mer）で下車。
駅を出るとすぐにバス停（Gare Eze)があります（横断歩道は渡りません）。
８３番バスに乗ると、１５分ほどでエズ村の中心部（Eze Village）に到着しました。
エズ村からニースまでの帰り道
エズ村からの帰り道、ニースを少し散策したかったので、バスでニース市内へ帰ることにしました。
バス停は「Direction Nice」と大きく書いてあり、人もたくさんいるのでわかりやすかったです。
８２番バス（１１２番もニースに向かうよう）に乗れば、乗り継ぎ無しでニース市内に到着です。
くねくね山道を走るので、乗り物酔いする方は酔い止めを忘れずに。私は普段あまり乗り物酔いしないタイプですが、かなりしんどかったです。
エズ村へアクセスするためのバスの時刻表について
エズ村へアクセスするためのバスの時刻表については、バスの公式サイト（https://www.lignesdazur.com/en）で最新のものをご確認ください。
「Timetables」の「Numero ou nom de ligne」というところに、乗車したいバスの番号（８２や８３）を入力すれば簡単に調べることができます。
エズ村へ向かうバスの乗車方法
最後に、エズ村へ行くためのバスの乗車方法を説明します。
ちなみにバス料金は一律1.5ユーロ。激安でびっくりですよね。笑
チケットは乗車時に運転手さんから購入することがきます。必ず小銭を用意しておきましょう。
チケットを購入したら、車内にある刻印機にチケットを通し打刻します。
７４分以内であれば別のバスやニース市内のトラムに乗り換えることができるので、チケットは失くさないように気を付けてください。
エズに行ったら見逃せない写真スポット
圧倒的な絶景と石造りの街並みが大人かわいいエズ。カメラを持ちながらだと、時間がかかりすぎるほど素敵な場所です。
そんなエズ村のおすすめの観光スポットを紹介します。
ブーゲンビリアが彩る路地
エズ村に到着すると、早速こんなにかわいい場所を発見！
石造りの建物、それを彩るバラやブーゲンビリア、そして青い空が最高の組み合わせですね。
エズの村の中ではかなり開けた場所であり、写真を撮る場所としておすすめ。
近くにジェラート屋さんもありました。
エズ村に入ってしばらく歩いた場所にあったので、ぜひ探してみてください。
石造りの街並み
グレーや白やベージュ、モノトーンな石造りがベースとなっているエズは、村そのものがかわいくて、写真スポットの宝庫。
路地が入り組み、どの道も似ているので、まるで絵本の中の迷路に迷い込んだような気分になります。
何気ない場所であっても、切り取るだけで絵になりますね。
茶色っぽい建物が多い中で突然かわいい白壁の建物が現れたり、写真を撮るばかりで、全然先に進みませんでした。笑
かわいい扉
ヨーロッパの建物ってどうして扉がこんなにかわいいんだろうと思うほど、扉を見るのが大好きな私。
エズにもかわいい扉がたくさんありました。
メルヘンチックなかわいい建物はほかの場所にもありますが、こんなにモノトーンでかわいい扉はなかなか出会えません。
エズに行ったらぜひ素敵な扉を探してみてください。
熱帯植物園
冒頭から何度も話に出ている、南フランス随一の絶景スポットがあるのが、この熱帯植物園。
エズ村の上方に位置していて、沢山の熱帯植物（主にサボテン）が植えられています。
こちらが熱帯植物園の頂上から撮影した地中海を一望する写真。
エズの石造りの建物、青い地中海、風にたなびくフランス国旗、圧倒的な眺望に言葉を失います。
人入りの写真を撮ったり、フランス国旗を少しでもきれいに写したくて風待ちをしたり、思う存分楽しみました。
ちなみに、なんとなく想像できると思いますが、この場所まですべて上り坂です。笑
これから行かれる方は必ず履き慣れたスニーカーで行くことをおすすめします。
エズ 熱帯植物園の営業時間・入場料について
熱帯植物園は、営業時間と入場料の設定があります。
2020年４月時点の情報を記載しておきますので、参考にしてください。
南フランスを旅するなら、必ず訪れてほしい場所
南フランスの美しい眺望を存分に味わうことのできるエズ。
正直な話をすると、私たちの旅のスケジュールがギリギリすぎて、「エズは諦める」という選択肢が何度も出ていました。
それでもなんとかスケジュールを調整して行くことができて、こんなに美しい絶景を目にすることができました。
「本当に行ってよかった」と心から思う場所なので、皆さまもこれから南フランスを訪れる際には、ぜひエズのかわいい街並みと素晴らしい絶景を見に行っていただけたらうれしいです。
