こんにちは。フォトグラファーのYuri(camel8326)です。
私はカメラマンとして結婚式の前撮り写真を撮る機会が結構あるのですが、「写るのが苦手」「恥ずかしいので、顔をあまり写さないで撮影してほしい」という声をよく聞きます。
私もその気持ちがすごくわかる方で、私自身も結婚式の前撮りを撮ってもらいましたが、実際に式で使用した写真は、
・手元や足元
・指輪など小物
とはいえ、下記のように悩む方も多いのではないでしょうか。
「自然体なウエディング写真を撮ってもらうためには、どうしたらいいの?」
結論から話すと、顔をあまり出さないウエディング写真の例はたくさんあります!
ただし、自分のイメージ通りの写真を撮ってもらうためには、少しの工夫と準備が必要です。
今回は、「顔をあまり出さずに、自然体なウエディング写真を残すための方法」について、ポージング案や準備物など、「カメラマン側」「花嫁側」のどちらもの立場からお伝えしたいと思います。
目次
自然体な前撮り写真を残すメリット
まずは、顔があまり写っていない「自然体な前撮り写真」を撮影するメリットについてお話しします。
「カメラマンとして」というよりも、「実際に結婚式を挙げた身」として、リアルに実感したことです。
恥ずかしくない
自然体な前撮り写真を撮る大きなメリットになるのが、「恥ずかしくない」ということ。
私自身も写真を撮ることは好きですが、自分の顔写真、ましてや夫とラブラブした雰囲気の写真なんて、他の人にはできる限り見られたくないです。笑(恥ずかしいので・・)
結婚式は友人だけでなく、親族や職場の上司など、あまりプライベートな表情を見せたくない方もいますよね。
顔がしっかり写っていない写真は、そんなフォーマルな場でも恥ずかしがることなく使うことができるので、非常におすすめです。
ムービーやフォトブック、ウェルカムボードに使いやすい
結婚式だけでなく、披露宴まで行うことが一般的になっている昨今。
披露宴ではウェルカムボードやフォトブック、ウェルカムムービー・プロフィールムービーなど様々なものを準備する必要があります。
その際に必要となるのが、2人の写真です。
実際に作ってみるとわかるのですが、「顔があまり写っていない写真」は、かなり使いやすいです。
というのも、何枚も写真を組み合わせてムービーやフォトブックを作る時に、顔がしっかり写っている写真ばかりだと、飽きてしまうんですよね。
その点、「手元・足元のみ」「シルエット」「後ろ姿」「歩いている姿」などの写真を組み合わせて作成すると、見ている方も飽きない完成度の高いものを作ることができます。
そのため、「顔出しが恥ずかしい」と考える方はもちろん、「顔出しはそんなに恥ずかしくないから、顔が写っていない写真はいらない」という方も、自然体なウエディング写真は絶対に撮っておいた方がいいです。
SNSに気軽にアップできる
入籍した時や結婚式を挙げたタイミングで、SNSで報告する方も多いと思います。
そんな時にも、自然体な前撮り写真が一役買ってくれます。
報告と一緒にアップする写真に、顔がしっかり写っていないおしゃれな雰囲気な写真があると、ぐっと幸せ度が上がる投稿に仕上げることができます。
顔が写っていない分、恥ずかしくないので、気兼ねなくアップすることもできます。
自然体な前撮り写真を撮ってもらうために、準備しておきたいこと
カメラマンときちんと打ち合わせをする
撮影前にカメラマンさんと話す機会があると思いますが、その際に「あまり顔がしっかり写らないショットも、きちんと撮ってほしい」と伝えましょう。
というのも、ウエディングの写真でとにかく必須となるのが、お2人の笑顔だったり、きちんと表情の入っている写真。
顔が写ってないショットは、どちらかというとサブの扱いです。実際撮影してくれていても、写真を選定する際に外されてしまうこともあります。
事前にきちんと伝えておくことで、顔が写らないショットを多めに撮ってもらえることに繋がります。
そして、できれば、撮影直前ではなく、当日より前に伝えることがおすすめ。
基本的にカメラマンは撮影開始前に撮影場所をチェックして、「こんなイメージで撮影しよう」ということを決めています。
その時に急遽「2人が遠くに小さく写っている写真を撮ってほしい」と言われると、場所によってはすぐに対応できない可能性もあります。
撮影イメージについては、できるだけ早めにカメラマンに伝えておくことが大事です。
小物をきちんと準備する
自然体な前撮り写真を助けてくれるのが、撮影小物の存在。
撮影小物があることで、顔出しなしのウエディング写真のバリエーションがぐっと増えます。
詳しくはおすすめポーズ紹介の箇所で書きますが、指輪やイニシャルブロックは、顔出しなし撮影をするための鉄板アイテム。
ブーケやぬいぐるみ、最近はやりのお面は、顔を隠すことに使えるので、恥ずかしがりの方にはぴったりです。
平日の屋外で撮影する
手元・足元のショットのみであればスタジオなどの屋内で撮影することができますが、遠目から小さな2人の姿を撮影するといったポーズは、かなり距離を取らないと撮影できません。
そのため、自然体な写真を撮りたいのであれば、屋内よりも海や公園などの屋外での撮影をおすすめします。
とはいえ、たくさんの方に撮影している様子を見られてしまうのは恥ずかしいですよね。
場所や時期にもよりますが、基本的に平日の朝を狙うことで、人がかなり少ない状態で撮影することができます。
髪・手・ドレスをきちんと準備する
顔を写さないウエディング写真だからこそ、しっかり写るのが「髪・手・ドレス」。
特に手はアップで写ることが多いので、必ずケアしておくようにしましょう。
撮影前はハンドクリームを欠かさずに、ネイルもきちんとしていくことをおすすめします。
後ろ姿を撮影する時は、髪型がかなり目立ちます。後ろから撮影しても華やかになるように、ヘアアクセサリーを付けることがおすすめ。
私は毎回この小枝アクセサリーを付けていました。
ちなみに、私はパリで前撮りした際に、自分でヘアセットしたところ失敗して後ろ髪が跳ねてしまい、かなり残念な写真になってしまいました
遠目から2人の姿を撮影する時には、ドレスの形で写真の印象が大きく変わります。
楽天などで比較的安いドレスがたくさんあるので、自分のイメージに合うものを買いましょう。
スタイルをきれいに見せるためにも、補正下着は必須です。