風鈴まつりをおしゃれに撮影するための4つのポイント【レンズ・アングルなど】

こんにちは。フォトグラファーのYuri(camel8326)です。

まだまだ雨が続きますが、徐々に梅雨明けの兆しが見えてきましたね。

夏の風物詩といえば、花火や海、ひまわりなど様々なものがありますが、私がイチオシしているのが風鈴

全国で「風鈴まつり」と呼ばれるイベントが年々増えてきており、カラフルでかわいい風鈴が立ち並ぶ姿はまさに圧巻です。

そんな素敵なイベントを魅力的に写真に残すために、おすすめの撮影方法からレンズの選び方までお話しします。

撮影風景を交えた動画も作成しているので、こちらもご覧ください

風鈴まつりを魅力的に撮影するための4つのポイント

前ボケ・後ろボケを入れて、ふんわり撮影する

たくさんの風鈴が並んでいる姿が美しい「風鈴まつり」。

あまりにもたくさんありすぎて、「どこから撮影したらいいのかわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

その場合は、お気に入りの風鈴を主役にして、その主役が際立つように撮影してみてください。

おすすめなのは、「前ボケと後ろボケで主役を挟む」こと。

望遠ぎみのレンズを使ったり、F値を下げられる単焦点レンズを使って撮影することで、背景ボケや前ボケが生まれやすくなります。

主役である風鈴の前後に、別の風鈴を置いて、主役にピントを合わせて撮影すると、手軽にふんわりかわいい風鈴を撮影することができます。

空や緑を入れてみる

Yuri
ただ風鈴だけ撮っていても、つまらない・・・

そう思う方は、を背景に入れて撮ってみることをおすすめします。

天気が良い日はカメラを上に向けて、青空と一緒に風鈴たちを撮ってみると、爽やかな写真が撮れますよ。

少し広めのレンズで撮影すると、空と一緒に撮影しやすいです。

また、風鈴まつりを実施している場所は、背景に木の緑が写ることが多いので、その緑を玉ボケにすることもおすすめ。

ふわっと明るい緑が背景に入るだけで、より印象的な写真になります。

風鈴×ポートレート撮影にチャレンジ

風鈴まつりだけを撮影するのも素敵ですが、風鈴まつりはポートレートとの相性も抜群。

美しく反射する風鈴を背景に、キラキラなポートレートを撮影してみましょう。

ポートレート撮影は、アングルによって写真の印象が大きく変わります。

おすすめなのは、下から煽るように撮影すること。

カメラを上に向けることで、たくさんの風鈴に囲まれているような写真を撮ることができます。

逆に、カメラをかなり高めに持って、見下ろすように撮影すると、風鈴の前ボケが入って、とてもかわいい写真が出来上がります。

歩いてもらうだけでも絵になる風鈴まつり。ぜひポートレート撮影にもチャレンジしてみてください。

レンズを選んで撮影しよう

風鈴撮影は、レンズの選び方によって大きく変わります。それぞれのレンズごとの特性やおすすめのシーンについてお話しします。

50mmのレンズ(35mm換算)

35mm換算で50mmのレンズは、風鈴まつり全体を切り取る時に使いやすいです。

広角レンズでの撮影も素敵ですが、上手に撮影しないと、余計な部分まで写ってしまうので、全体像を撮影するには50mmのレンズがとても使いやすいです。

風鈴がたくさん並んでいるところを撮りたい場合に、ぜひ試してみてください。

撮影に使ったレンズ【XF35mmf1.4 R】

 

望遠レンズ

100mm以上の望遠レンズは、風鈴単体をかわいく撮影することに適しています。

自分の中で主役にしたい風鈴を見つけたら、ぜひ望遠レンズで撮影してみてください。周囲の風鈴が圧縮効果で近づいて、キラキラな写真が撮れます。

望遠レンズを使う時に気をつけていただきたいのが、「風鈴が密集している場所で使いづらい」ということ。

望遠レンズは「圧縮効果」といって、簡単に説明すると被写体同士が近づいて写る特性があります。

もともと風鈴が密集しているところを望遠レンズで撮影しようとすると、他の風鈴がかなり近づいて、主役がわかりづらくなる場合があります。

正寿院の風鈴は密集度が高いため、135mmのレンズだと「少し使いづらいな」と思う場面がありました。その時は、少し広めのレンズに切り替えるようにしてください。

風鈴の間隔が広い神社で撮影した時は、135mmのレンズがとても使いやすかったので、風鈴の飾られている様子を見てレンズを切り替えてみてください。
撮影で使ったレンズ【XF90mmF2】

75mm~85mmのレンズ(35mm換算)

風鈴まつりの撮影で、もっとも私がおすすめしたいのが、この「75mm~85mm」ぐらいの中望遠レンズ。

一見使いづらい画角ではあるのですが、広すぎず望遠すぎない特性から、風鈴まつりには非常にマッチします。

特に正寿院のように密集しているタイプの風鈴まつりは、このレンズで撮影すると、主役となる風鈴をハッキリ写しながら、周囲にある風鈴もきれいに写すことができます。

風鈴まつりの雰囲気がよくわかる写真を簡単に撮ることができるので、ぜひ試してみてください。

撮影で使ったレンズ【XF50mmF2 R WR】

今年の夏は風鈴まつりを撮ろう

彩り豊かできらきら輝く風鈴は、夏にぴったりな被写体。

全国各地の神社で実施されているので、カメラを持ってぜひ行ってみてください。

YouTubeで撮影の裏側を動画で公開しているので、こちらも視聴していただけるとうれしいです。

(風鈴撮影の他に、正寿院のハートの猪目窓の撮影ポイントも紹介しています!)

 

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