フジフィルムのおすすめストロボはGodoxTT685だと思う【初心者向け】

こんにちは。Yuriです。

1年ほど前からフジフィルム用のストロボを探していたのですが、フジフィルム用のストロボってなかなかコスパが良いものがないんですよね。

性能や耐久性を考えると、純正が一番良いのはわかるのですが、フジフィルムの純正ストロボは1つ5万円以上かかります。

2つ以上使うことを考えると、ストロボだけでもかなりの出費。

しかもストロボ初心者だし、そんなに使うかわからないし…という状態で、そこまでの金額は払えません。

「もっとコスパの良いストロボはないか…」と探したところ、発見したのが、今回紹介する「GodoxTT685」です。

TTL・ワイヤレス発光など、ストロボ初心者にはありがたい機能がきちんと付いていて、お値段もかなり安い。

フジフィルム用のストロボとして、TT685がコスパ最強である理由と実際に使ったレビューを、初心者の方向けに書いていきたいと思います。

【実際にストロボTT685とコマンダーXT2を使って、撮影した動画です】

ストロボとは

ストロボとは、カメラと連動して光る外付けのフラッシュのことを指します。

カメラに内臓されているフラッシュよりも、光量が大きく、光の向きや大きさを調整することができることがポイント。

自然光が入る場所での撮影であれば、ストロボは必要ないことの方が多いですが、窓のない室内など、光があまりない場所での撮影となると、ストロボの光が必要となります。

ストロボを使うと、人物撮影の際に影が付かなかったり、まるで日の光が入っているような写真を撮ることができるなど、使いこなすことができるとかなり便利です。

私も最近室内で撮影する機会が増えてきたため、ストロボの購入に至ったのですが、フジフィルム用のストロボはかなり種類が少なく、非常に悩みました。

ストロボの選び方(初心者向け)

ストロボには様々な種類があり、それぞれ持っている機能が違います。ここでは、初心者が意識すべきポイントに絞って、ストロボ機能の選び方について解説します。

ガイドナンバー

ガイドナンバーとは、簡単に説明すると、ストロボが持つパワーのことです。

ストロボのガイドナンバーが大きいほど、発光量が大きく、遠くにある被写体にも光が届くようになります。

必要となるガイドナンバーは使用用途ごとに変わりますが、だいたい40以上あれば良いと言われることが多いです。

TTL機能

TTLとは、最適な明るさで撮影できるように、ストロボ側で自動的に発光量を変えてくれる機能です。

人によって「あった方がいい」「無くても問題ない」という意見で分かれますが、個人的には絶対にあった方がいいと思っています。

カメラの設定やちょっとした光、被写体との距離ごとに、必要なストロボの光量は変わってしまいます。

その都度設定を変えていくことは、慣れていないとなかなか難しいものがあります。時間のない中での撮影なら、なおさらです。

もちろん、マニュアルで撮影できるように練習することも大切ですが、そこまでまだストロボに深入りしない初心者の方であれば、最初はTTLで手軽に始められるほうが簡単で楽しいと考えます。

ストロボをすでにマニュアル発光で使っている人や、マニュアル発光に自信のある方なら、TTLが付いていないストロボでも十分だと思います。

ワイヤレス発光

ワイヤレス発光とは、ストロボを別の場所に置きながら、カメラのシャッターを押すとともに発光してくれる機能

この機能は初心者・上級者ともに、絶対に必要な機能です。

ワイヤレス機能があることで、あらゆる場所から光の向きを変えて照らすことができるので、自分のイメージ通りの写真に近づけることができます。

ほとんどのストロボでワイヤレス機能は付いていますが、別売りのコマンダーが必要となることが多いので、注意が必要です。

ハイスピードシンクロ

ストロボの光には「閃光速度」というものがあり、その閃光速度より速いシャッタースピードで撮影すると、写真の画面の一部が真っ暗になってしまいます。

屋内での撮影だったら問題ないのですが、日中の屋外など、明るい場所でストロボを使いたい場合は、シャッタースピードを上げられないと困りますよね。

そんな時に、ハイスピードシンクロ機能があると、高速シャッターであってもストロボを使うことができます。

便利な機能ではありますが、「日中シンクロ」と呼ばれる撮影方法を使わない限り、必要ないと思っていただいてOKです。(あった方がいいですけどね)

ストロボ Godox TT685(フジフィルム用)を選んだ理由

いくつかあるフジフィルム用のストロボの中でも、私が選んだストロボは、Godox TT685です。

選んだ理由としては、①とにかく安い ②欲しい機能がきちんろ揃っている ということでした。

フジフィルムや他のメーカーから出ているストロボは、だいたい1本3万円~5万円。ワイヤレス発光用のコマンダーが2万円~3万円と、かなり高い買い物になります。

「すぐに仕事で使う」というわけではなく、「とりあえず2本ぐらい買って、使ってみたい」と考えている程度だったので、合計で8万円~10万円以上の値段は厳しいです。

その点、GodoxT685は、1本13,000円程度と比較的安価に購入できるので、出費の額が全然違います。

また、TTL・ワイヤレス発光・ハイスピードシンクロなど、欲しい機能がすべてそろっており、ガイドナンバーも60

ワイヤレス発光をする場合は、専用のコマンダーも必要です。私はX2Tを購入。こちらもびっくりするほど安かったです。

趣味でも仕事でも十分に使える高機能かつ、手ごろなお値段であるため、購入に至りました。

ちなみに、Godoxは中華系メーカーではありますが、電波法をクリアしている「技適マーク」が付いているものが販売されています。

念のために技適マークがきちんとついている、「正規の取り扱い店舗」と書いてあるところで購入することが、おすすめです。

また、カメラメーカーごとに対応するストロボが違うので、必ず「フジフィルム用」を購入するようにしてください。

実際に、X-T3にGodoxTT685をつけて撮影してみた結果

購入したGodoxT685を、普段から使っているX-T3に装着して、早速撮影してみました。

TTLが使えるからこそ、発光量の調整をしなくてもきれいな写真を撮ることができるので、本当に使いやすい

一緒に購入したX2Tというコマンダーをセットして、ワイヤレス撮影にも挑戦。

問題なく離れた場所から発光することができました。この値段でこれだけの撮影ができるので、とてもありがたいです。

実際にこのTT685とX-2Tを使って、クリームソーダを撮影した動画をYouTubeにアップしています。

大雨で全く光が入らない日でしたが、ストロボのおかげで太陽光が入ったような写真を撮ることができました。

 

一度仕事で10名以上の集合写真を撮影する機会もありましたが、このストロボを使ったことで、問題なく撮影することができました。

Yuri
暗い部屋での撮影だったので、「ストロボを持っていなかったら」と思うと、背筋が凍ります。買っておいて良かった…。

 

逆に、特段使いづらい点はありませんでした。ただし、あえて少し困った点を挙げると、

・若干ストロボにカメラが装着しにくく、接触が悪い時がたまにある。
・パワーチャージが若干遅く、連続で照射することが難しい

ということがありました。

私の使い方の問題かもしれませんので、あくまでもご参考程度にお願いします。

ちなみに、X2Tは形状がTT685と違っており、カメラにしっかり装着できる仕様になっています。

こちらを使っているときは「接触が悪い」と感じることはありませんでした。

フジフィルムのカメラに対応するストロボ

Godox685以外の、フジフィルムのカメラに対応するストロボを紹介します。

フジフィルム純正 EF-X500

フジフィルムから発売されているストロボEF-X500

ガイドナンバー50、TTLあり、ワイヤレス発光あり、ハイスピードシンクロあり。

便利な機能はすべて付いているうえに、純正なので、安心感は抜群です。

ただ、値段がとにかく高い。2020年8月時点で5万円以上かかります。(もうすぐ新商品が出るので、値下がりするかもですが…)

ワイヤレス発光するためのトリガーも3万円以上。

多灯ライティングをするためにもう1本ストロボを用意すると、さらに5万円…ということを考えると、なかなか値段的に厳しいです。

ニッシンi60A フジフィルム用

フジフィルム純正ではありませんが、信頼できるメーカーであるニッシンが出しているストロボ。

ガイドナンバー60、TTLあり、ワイヤレス発光も可能です。

お値段も、純正と比較して、まだ購入しやすいこともうれしいポイント。

「いくら安くても中華性はちょっと・・・」と思う方は、コスパを考えるとこちらがおすすめかもしれません。

Godox TT600 Godox TT350

今回紹介しているTT685の他にも、Godoxからストロボが発売されています。

フジフィルムに対応しているストロボで有名なのが、こちらの2つのストロボ。

TT600に関しては、ガイドナンバー60・ワイヤレス発光可能ですが、TTL機能が付いていません。

私も最初に購入したストロボがこのTT600だったのですが、マニュアル発光がわからない全くの初心者の時に、TTLが使えないストロボは全然使いこなせなかったです。

TT685に買い替えてTTLの有用性を強く感じたので、ストロボ初心者の方はTT685の方が個人的におすすめです。

 

もう1つのTT350については、TTL機能も付いていて、ワイヤレス発光も可能です。

ただし、ガイドナンバーが35しかないので、光量が若干低いです。

小物や料理など、そんなに大きいものを撮影しないのであれば、TT350でも十分かなと思いますが、私は将来的に仕事で使用する可能性も考えて、TT685にしておきました。

TT350は値段がかなりリーズナブルなので「小さいものしか撮影しないので、とにかくコスパが良くて使いやすいストロボが欲しい」という方にはおすすめです。

まとめ:GodoxTT685を購入して良かったポイント

たくさんの情報があって、わかりづらかったと思うので、最後にGodoxTT685を買って良かったと思うポイントをまとめます。

GodoxTT685を購入して、良かったポイント

①TTLが使える・・・自動で光量調節をしてくれるので、初心者でも撮影に集中できる

②ワイヤレス発光ができる・・・離れた場所から照射することができるので、撮影の幅が広がる(逆光を作り出すことも◎)

③とにかく安い・・・コマンダーを含めて2万円以内の破格で購入することができるので、コスパが良い

④ガイドナンバーが60・・・ガイドナンバー60は純正と変わらない数値であり、仕事にも十分使える強さ

⑤技適マークがある・・・技適マークがあるので、日本でも安心して使うことができる(購入店に注意)

フジフィルムのカメラでストロボを使うなら、GodoxTT685がコスパ最強

ストロボを持っていると、写真の幅が広がるので、最低でも1本は持っておきたいもの。

暗い室内での撮影や雪の中での撮影など、思わぬ場所で必要となる場面が出てきます。「次の撮影で急遽必要になった」ということが私も何度もあったので、今のうちに購入しておくことをおすすめします。

「ストロボについて、よくわかっていない」「とりあえず手ごろな値段のもので、しっかり機能が付いたストロボ撮影をできるようにしたい」という方には、GodoxTT685のストロボがおすすめです。

メーカーごとに対応するストロボが変わるので、必ず「フジフィルム用」を選ぶようにしてくださいね。

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