前撮り写真を使うウェルカムボードの作り方&おすすめのプリンター【簡単おしゃれにDIY】

こんにちは。フォトグラファーのYuri(camel8326)です。

今回は結婚式準備についてのお話です。

結婚式・披露宴の準備は、料理や引き出物を選んだり、ムービーを作成したりといろいろと悩むことが多いですが、特に難しいのがウェルカムスペース。

中でも、ウェルカムボードはウェルカムスペースの主役ですので、しっかりと準備したいですよね!

とはいえ、業者に外注するとかなり高額になっていまい、ただでさえも出費がかさむ時期なので、金銭的に厳しいことも。

ということで、私たちは前撮り写真を使って、下記のような手作りのウェルカムボードを作ることにしました。

前撮りの写真データとプリンターがあれば簡単にできるので、「手作りとか苦手」という方でも大丈夫。

実際に使用したおすすめのボードとプリンターも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

※プリンターを購入するのに躊躇している方!プリンターは招待状や席次表・その後の年賀状作成や日常の印刷にも役立つので、購入することで全体的なコスト削減ができますよ。

ウェルカムボードとは

ウェルカムボードは、披露宴会場のウェルカムスペースに飾るボードのことです。

新郎新婦の名前と挙式日が書かれているのが一般的で、文字だけで構成されているものや新郎新婦の似顔絵が描かれているものなど多種多様。

人によっては「写真」「イラスト」など複数のウェルカムボードを用意している方もいます。

私たちは、先ほど説明したとおり、前撮りで撮影してもらった写真を使用してウェルカムボードを作成しました。

ウェルカムボードにおすすめな写真の撮り方

写真をメインに作成するウェルカムボードなので、写真のクオリティがウェルカムボードのクオリティに大きく影響します。

写真のテイストやポーズ、撮ってもらう場所、服装などで印象が大きく変わるので、写真を撮ってもらう場面から自分の理想を頭に浮かべておいてもいいですね。

ウェルカムボードの写真撮影方法

結婚式場で撮影してもらう

もっともポピュラーなのが、結婚式を挙げる式場での前撮り撮影。見積書を制作する段階で勧められ、撮影されている方も多いのではないでしょうか。

結婚式場で撮影するメリットは、式場の雰囲気に合った写真が撮れること。同じ場所で撮影しているので、ウェルカムスペース内で浮くことが基本的にありません。

また、プロのヘアメイク・お気に入りのドレスを着せてもらって撮影するので、見栄えが全然違います。

私は何度も不器用ながら自分でヘアメイク・簡単なドレスを着て撮影しましたが、ヘアメイクとドレスの出来栄えは雲泥の差。自分でもびっくりするほどきれいにしてもらえたので、少しでもきれいな姿を残したい方にはおすすめです。

デメリットは、金額がかなり高額であること。結婚式場にもよりますが、10万円から30万円以上が平均で、ドレスのアップグレードやアルバムの強制購入で、もっと値段が上がる場合も。

私の場合は式場の説明の中で「無料の前撮りが付いている」と言われたので契約したのですが、ドレスのアップグレードで約10万円、アルバムも10万円以上のプランを契約しないとデータを渡せないと言われました。

「当日雨だった場合も日程変更はできず、室内のみの撮影となる」など、制約も厳しく、融通が利かない印象でした。

当日の撮影プランも含まれていたので、しぶしぶそちらで契約しましたが、アルバムなんて外部発注したらもっと安い金額できれいにできるのにな、とかなり腑に落ちなかったです。笑

まあ、思い出になったので良かったと今では思っています。笑

出張撮影で撮ってもらう

出張撮影とは、公園や海など、自分の好きなところにカメラマンを呼んで、撮影してもらうサービスのこと。

私が今回ウェルカムボードで使った写真は、この出張撮影サービスで撮影してもらった写真を使いました。

 

出張撮影のメリットは、価格が比較的安くて、だいたいのクオリティが予想できること。

結婚式場の前撮りの場合、結婚式場やカメラ会社・アルバム制作会社がかなりのマージンを取っているため、「クオリティ=値段」には繋がらないことの方が多いです。

中にはアルバイトが撮影に臨んでいるケースもあります。事前にカメラマンがわからないことも多く、撮ってみてからクオリティを知って、後悔されている方もたくさん知っています。

 

その点出張撮影は、カメラマンを選べることが多く、事前に写真のテイストや過去の作例を確認することができます。

結婚式場などのマージンがない分値段も比較的安価で、思い出の場所など自分の好きな場所を選んで撮影できるので、満足度の高い写真ができやすいです。

悪天候など、日程変更も式場より融通がきくことが多いです。

デメリットとしては、基本的にドレスやヘアメイクは自分で用意しなければいけないこと。また、撮影場所の許可申請なども自分でしなければいけないため、手間がかかることが多いです。

私の場合、撮影は出張撮影サービスを展開しているラブグラフで撮影してもらいました。撮影場所はなんとパリ。

正直、式場で撮影してもらったものよりクオリティが高くて、ウェルカムボードに選んだ写真も友人に好評でした。

詳しくはこちらからご確認ください↓
出張撮影サービスのLovegraph[ラブグラフ]

自分で撮影する

カメラが得意な方は、自分たちで三脚を置いて撮影することもできますね。

私も写真が大好きなことが高じて、たくさん自撮りウエディングを撮影しました。

自撮りウエディングのメリットは、お金があまりかからないこと。カメラと三脚・ドレスとタキシードさえあれば、撮影できます。

 

デメリットとしては、やはり撮ってもらう写真には叶わないということ。

自然な笑顔や表情、細かい構図の調整など、三脚とリモコンで撮影しながら写るのは、かなり難易度が高いです。

少しお金をかけるだけでプロに撮ってもらえるのであれば、出張撮影を利用することをおすすめします。

撮影の際の服装

ドレス・タキシード/和装

最も定番なのが、ドレス・タキシードか着物ではないでしょうか。

どちらも素敵ですが、結婚式で着用しない方の服装を選ぶこと、来てくれた家族・友人に両方見てもらうことができるので、おすすめです。

出張撮影や自分で撮影する場合は、ドレスやタキシードを購入する必要があります。

とはいえ、1~2万円で見栄えの良いドレスがたくさん売っているので、ご安心ください。

こちらのドレスは、上の桜ウエディング写真で着用したものです。

なんと5,000円。安くて持ち運びにも便利だったので、ギリシャへの新婚旅行にも、こちらを持っていきました。

私が購入した時よりも改良されて、着用しやすくなったみたいでうらやましい。

ワンピース感覚で着られるので「ドレスを着て移動しているところを見られるのが恥ずかしい」という方にもおすすめ。

私も撮影時、このドレスの上にトレンチコートを羽織ることで、ワンピース感覚で移動できました。

パリではこちらのウエディングドレスを着用。

思った以上にプリンセスっぽくなって焦ったのですが、パリの街並みだったら、こちらの方がきれいに合いました。

結構ボリュームがあるので、国内で着る場合は車で行くことをおすすめします。

結婚式当日は厳しいですが、写真であればそこまで安っぽく見えないので、このぐらいの値段で十分です。

余談ですが、式場の撮影であっても出張撮影であっても、ドレスの中に着用する補正下着や男性用のシャツ・蝶ネクタイは自分で購入する必要があります。

補正下着は着用しているとしていないとで大きく変わるので、安物ではなく、良いものを用意することをおすすめします。

 

リンクコーデ

「そこまで形式ばった撮影はしたくない」「普段通りの私たちを見てほしい」ということであれば、私服での撮影はいかがでしょうか。

クオリティが全く違うので、この場合も出張撮影で撮ってもらうことを推奨します

Gジャンやストライプシャツ、Tシャツなど、自分たちの個性がわかるリンクコーデもおすすめ。

カジュアルな着物撮影も雰囲気が変わりますよ。

 

撮影のポーズ

どんなポーズをしている写真がいいか、悩む方も多いのではと思います。

基本的には、どんなポーズをしていてもOK。2人らしい写真を選びましょう。

私の場合は、正面を向いている写真が恥ずかしかったので、目線を外している写真を選びました。

顔を出すのが恥ずかしい方は、手のアップや、指輪のアップ・シルエット写真なども素敵ですよ。

ウェルカムボード作りに必要な物

前置きが長くなりましたが、ここからウェルカムボードの作成方法についてお話しします。まずは、準備すべきものについてです。

1.写真のデータ

撮影してもらったお気に入りの写真データを用意しましょう。

基本的に縦でも横でもOKですが、置くスペースがあるかどうか、念のために式場に確認しておくことをおすすめします。

2.プリンター(プリントだけ外注も可)

写真を印刷するためのプリンターを用意しましょう。

「いや、プリンター買うお金あるなら、ウェルカムボード外注するわ」と思う方も多いと思いますが、ウェルカムボードの作成以外にも、結婚式・披露宴の準備にはプリンターがあると大助かりする場面(打ち合わせの資料作成、席次表の自作、年賀状の作成等)が多々あるので、持っていない方はこの機会に購入するのもありだと思います!

私たちもかなり悩みましたが、実際に購入して大正解でした。(家でコピー機が使えることも大きい)

私のオススメはこちら。

【EPSON EP-10VA】

通常4色(ブラック、イエロー、シアン(ブルー)、レッド)インクのプリンターが多いですが、こちらはその4色にグレーとマゼンタ(ピンク)を加えた6色インク対応なので、細かい色表現ができます。

さらに、A3プリントができるので、ウェルカムボード作りにはうってつけです。ウェルカムボードは大きな方が目立つので、A3で作成することをオススメします!

コピー機能やPDF変換機能も備わっているので、普段の生活にもかなり使えます。

写真を印刷するには本当は8色プリンターの方がきれいなのですが、値段が高くなり、A3印刷など他の機能も使えないものが増えるので、1番コスパが良さそうなこちらにしました。

今のところ大満足の買い物。余談ですが、先日の写真展の写真もすべてこのプリンターで印刷しました。

 

プリンターを新たに購入するのは厳しいという方は、プリントだけ外注することもできます。プリントだけであれば安価でとても簡単。

以下のサイトは、私がプリンターを購入する前に利用したことがあるネットプリント会社であり、値段もお手頃で高品質なのでおすすめです。

【vivipri】

【フジカラーデジカメプリント

※用紙サイズは、同じA3(29.7×42.0)でも業者によって多少異なることがあるので、お手持ちのフレームに収まるサイズか確認しましょう。

3.写真印刷紙

ウェルカムボードの写真を印刷するための、印刷紙です。印刷紙によって、写真の印象が大きく変わるので、ここも重要なポイント。

私はあまりツルツルしている光沢紙が好きではなく、高級感の出るマット紙を使用しました。

下記が実際に私が使用した写真印刷紙です。

【EPSON A3マット紙】

4.フォトフレーム

写真を入れるフォトフレームです。これも好みのものを用意すればOK。

私たちは、写真がシックな感じなのと、木製品が好きなので木製のアンティーク調のフォトフレームを楽天で購入しました。

低価格なのに高級感があって、ウェルカムボードのクオリティを高めてくれました逸品。おすすめです。
【木製フォトフレーム】

5.イーゼル

ウェルカムボードを立てかけるイーゼルが必要です。式場で無料で借りられることもあるので事前に要確認です!

ウェルカムボード以外でも、フォトブックを乗せるスペースに使いました。小さくて持ち運びしやすいので、おすすめの商品です。

【イーゼル】

自作ウェルカムボードの作り方

必要なものが準備できれば、あとは写真に文字を入れるだけ!とても簡単です。

①写真をPCに取り込んで、文字を入れる

選んだ写真をPCに取り込んで、文字を入れます。

文字入れはパソコンにインストールされているペイントソフトでも大丈夫です。

私たちは、エプソンのプリンターに同梱されている写真プリントソフト「Epson Photo」を使って文字を入ました。

②文字のフォントを工夫する

最初から選択できるものの中から好きなフォントを探すのでも大丈夫ですが、フリーフォントサイトからオシャレなフォントをダウンロードできます。

私たちもフリーフォントサイトから、「Tangerine」という無料のフォントをダウンロードして使用しました。

また、文字だけでなく図柄や絵もダウンロードすることができます。私たちも同じくフリーフォントサイトから、「Border Corners2」というフォントをダウンロードし、文字の装飾に使用しました。

ダウンロードすれば、ペイント等のソフトのテキスト編集画面からダウンロードしたフォントを選択するだけです。

③印刷する

日付や名前など、好きなように文字入れをしたら、あとはプリンターから印刷するだけ。

購入したフォトフレームに写真を入れたら完成です。(このイーゼルは式場のイーゼルです)

簡単で安くてクオリティが高い!ウェルカムボードを自分で作ろう

きれいな写真さえあれば、ウェルカムボードは比較的簡単に作れます。

何かと出費がかさむ結婚式準備、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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